Alice in Alice
アリス・イン・アリス
―― 創造のきらめき
ふと生まれたかたち。
まだ名前のない、美しさの気配。
01
好奇心に満ちたはじまり
02
少女の誓い
指先に、そっとある。
大人でもない。子供でもない。
決めないまま。選ばないまま。
触れずに、そこにある。
名前を持たずに、ほどけない。
アリス・イン・アリス
―― 創造のきらめき
ふと生まれたかたち。
まだ名前のない、美しさの気配。
01
―― 好奇心が支配する
ハート × 眼 × 王冠
少女の中心にあるのは、 誰かから教えられた正しさではなく、 「これは何?」と世界を見つめる好奇心。 王冠を戴いた眼は、 誰かに見張られるための眼ではない。 Alice自身が世界を見るための眼。 物語の中で、大人にも子供にも、 ―― 不思議。 とまなざしを向けるAlice。 その好奇心こそが、少女の小さな王国を支配している。
02
―― 未完成の時間
溶ける時計
少女の時間は、時計のように正しく進まない。 子供だったはずなのに、 ふとした瞬間には大人びて見える。 大人に近づいたと思えば、まだ少女の熱を残している。 時間によって完成へ運ばれるのではなく、 時間そのものから少しだけこぼれ落ちているAlice。 「未完成の支配」という物語を、溶けていく時計の輪郭に宿す。
03
―― 静かな主権
王冠
Aliceは、誰かを従わせようとはしない。 声を上げない。 命令もしない。 それでも彼女がそこにいるだけで、視線は自然と集まっていく。 物語にある、彼女は受け取らない委ねもしないというAliceのあり方。 誰にも与えられず、誰にも明け渡さない、少女の内側にだけ存在する小さな王冠。
04
―― あなたのものではない
クローバー × “Don’t eat me”
可愛らしく見えるものが、必ずしも 誰かのために存在しているわけではない。 触れたいと思われても、所有したいと思われても、 Aliceは誰かのものにはならない。 少女を「愛らしいもの」として消費するまなざしから、 ほんの少しだけ距離を置くための言葉。 “Don’t eat me.” 甘さの中に、小さな拒絶を忍ばせたリング。
05
―― 見るものは私が決める
白兎 × 赤い眼
Aliceの世界を決めるのは、大人たちの常識でも、 子供たちの無邪気さでもない。 何を見るのか。 何を不思議だと思うのか。 それを決めるのは、Alice自身。 物語の中で世界を静かに観察する少女のまなざしを、 白兎の赤い眼に託す。 世界に見られる少女から、世界を見る少女へ。
06
―― 未完成
リボン × 青い光
Alice is never complete. ―― It is not over yet. 少女は完成しない。 完成とは、ひとつの形に決まること。 けれどAliceは、まだどこにも閉じられていない。 大人でもない。 子供でもない。 そのどちらにも決まりきらないまま、まだ変わり続ける余白を持っている。 だからこそ最後のリングには、何かを完成させる言葉ではなく、Unfinished という言葉を残す。 ―― まだ 終わらない。
6つの物語が、少女の指先に宿る。
03
少女の歩み
踏み出すための靴。
けれど、その歩みはどこにも向かわない。
その場に、ただ在る。わずかに、世界が揺れる。
視線は、自然と集まる。

アリス・イン・レッド
── 静かな衝動

アリス・イン・ブラック
── 揺るがない影
01
つま先の甲部分をハート型にカットし、
足元に可憐な表情を添えました。
履いたときに浮かび上がる美しい曲線が、
シンプルなシルエットのアクセントに。
甘くなりすぎない、さりげない可愛らしさを
楽しめるデザインです。
02
並んだ2本の小ベルトを彩るのは、
アンティークな額縁を思わせる金具。
柄入りベルベットの奥行きある風合いが、
装飾の美しさをいっそう引き立てます。
可愛らしさと重厚なエレガンスが溶け合う、
大人らしく高級感のあるデザインです。
03
かかとにあしらったのは、
Mayla
Classiqueを象徴する大きなリボン。
内側のストライプがふと姿を見せるたび、
不思議の国へ迷い込むような気配を漂わせます。
アリスの可憐さを映したローヒールと、
靴底からちらりと覗くゴールドのロゴチャームが、
歩くたびに小さな物語を紡ぎます。
04
Mayla Classiqueオリジナルの、
愛らしいフリルカットインソール。
そこに描かれたのは、眼を持つ
オリジナルの花「オキロスフロス」。
靴を脱いだ瞬間にだけ姿を見せる、
ひそやかで特別なディテールです。
04
少女の祈り
ひらいた円。揺れているのに、崩れない。
整いきらない輪郭。定まりきらない気配。
そのままで、視線だけを引き寄せる。
静かに、艶を帯びていくシルエット。

アリス・イン・レッド
── 触れられない温度

アリス・イン・ブラック
── 静かな影
01
すっきりとしたV字ヨークを取り入れた、
大人らしく洗練されたスカートデザイン。
腰元で輝くブランドのゴールドチャームが、
シンプルな装いに特別感を添えます。
厚みのある生地ならではの重厚な風合いが、
落ち着きと高級感を感じさせる仕上がりに。
アリス・リデルが持つ大人びた美しさを、
端正な佇まいの中に映し出しました。
02
歴代最大サイズのバックリボンが、
後ろ姿を印象的に彩ります。
着脱しやすいクリップを備えながら、
リボンの美しい形を保てる位置に配置。
後ろ姿に愛らしさを添えるその佇まいは、
アリス・リデルの無垢な少女らしさの象徴。
03
スカートの内側にひそやかに咲く、
中央に眼を宿したオリジナルの花。
周囲から向けられる数々の眼差しを感じ取る、
アリス・リデルの心をその眼に映しました。
カラーごとに異なるデザインで施された、
ふたつの表情を持つ花の刺繍です。
05
未完成の支配

喉元に落ちるレースの影
結び目は 乱れない
アリスは 笑わない
大人たちは静かに咳払いをする
紅茶は冷める前に口をつけるもの
肘は卓に置かないように
食器がかすかに触れ
乾いた硬音が 空気を裂く
――
不思議。
指先が止まる
まぶたが わずかに伏せられる
ほどけきった午後
皿の縁を叩く音
やけに高く弾む声
こぼれすぎた無邪気が耳を刺す
乾いた笑いが 風に裂ける
――
不思議。
喉元で ひとつ熱が沈む
アリスは席につかない
ゆっくりと脚を組み替える
まなざしを上げる
ヒールが わずかに世界を見下ろす
視線は自然に集まる
彼女は受け取らない
委ねもしない
喉元に触れた指が
結び目をほんのわずかに正す
乱れない気配
やがて
唇がひそやかにほどける
それは優美で
すこしだけ残酷
大人にも
子供にも
届かない位
少女は完成しない
―― まだ 終わらない
06
少女たちの装い
同じ赤を纏っても、同じ黒を纏っても、
そこに現れるAliceは少しずつ違う。